バイクに乗るときの耳栓について
わたしは耳が少し悪いです。
悪いというとなんとなく「聞こえにくい・聞こえない」を想像されるでしょうか。
わたしの場合は、片方の耳に届く特定の音域・音量が拡声器に向かって大声を出した時のような、またはラジオのノイズのような音に聞こえます。
その音を聞くと思わず体がビクっとなってしまったり、頭痛を引き起こしたりもします。
しばらくは耳鼻科にもかかりましたが、はっきりとした病名は分からず、わたしももう追及することはやめました。
そんなとき、わたしの人生にバイクというものが現れて、また色々とこの耳に向き合うようになりました。
バイクツーリングに無線は欠かせないものだなとわたしは思っています。
お喋りしながらのツーリングは楽しいし、リアルタイムで夫からバイクの乗り方の指導も受けられる。
なくてはならないものなのに、無線のスピーカーから流れてくる音とわたしの耳の相性が悪い…。
使っているのはこちら。
以前別のメーカーの無線を使用していたこともありますが、ビーコムはかなり高音質だと感じました。
それでも素の耳では耐えられず、耳栓探しの旅に出ました。
これまで耳栓とは無縁の人生を送ってきたのでなかなか難航。
商品レビュー、Twitter、掲示板などで評判のいい耳栓を買い漁りました。
そして、フィット感、耐久性、遮音性共にパーフェクトだったのがこちらの耳栓。
シリコン製の耳栓で、粘土のような柔らかさです。
これを耳穴を覆うようにして押し付けると、水泳でも使えるくらいフィットして取れることがありません。
入数が6ペア(12個入り)とありますが、日本人の耳には1つを半分にちぎって使うくらいが丁度良いと思います。
なので、1回買えば12ペアの耳栓を用意出来るのでなかなかのコスパだと感じます。
粘土状が故に簡単に消耗する物でもないので、見た目を気にしなければ1ペアでかなりのシーズン使用可能です。(指で練って使うので段々と黒く汚れていきます)
遮音性もかなりいいと感じました。
夜寝るときに使用してみたこともあるのですが、自分の心臓の音がうるさく感じるくらいには遮音されました。
使用中のペアはツーリング先などで紛失しないようにコンタクトケースに入れて保管しています。
勘違いしてほしくない点が1つ。
わたしはバイクに乗るとき必ずこの耳栓を着用していますが…
周囲の音は全て聞き取れています。
緊急車両の音も踏切の音も、きちんと聞き取って適切に対応しています。
わたしの耳栓使用の目的は、あくまでも「不快なノイズ感を和らげる」ことです。
バイク運転中に周囲の音が聞こえなくなるのは大変危険です。
もし耳に不快感・不自由感のある方でバイクに乗りたいと考えてらしゃる方がいましたら、自身の耳にあった耳栓を根気よく探してみてください。
今回紹介した耳栓が全てのバイク乗りの耳に合う訳ではありません。