S1000RRに乗るだけライダーぽっぽの成長記録

バイク整備知識ゼロ20代女子ぽっぽの覚え書きブログ。たまに楽しい思い出も。

⑴初めてバイクを意識したのは学校の帰り道

自分の記憶整理も兼ねて、昔話を少しずつ書いてみます。

 

 

まず、家族内で初めにバイクに乗り出したのは父だった。

パチンコとタバコを嗜んでいた父だったが、わたしが高校生くらいの時にどちらも急に辞めた。

そして、唐突にカワサキの大型バイクに乗り出した。

わたしは唐突と感じたが、いわゆる父はリターンライダーで、わたしが生まれる前まで乗っていたらしい。

そして父のバイクライフは再スタートした。

仕事のない休日は、ゴロゴロと家でテレビを眺めているかパチンコに行くかの二択だった生活が一変。

どこで知り合ったのか、似たようなオヤジライダーたちと道の駅を巡り、長身のいかつい見た目に似合わないソフトクリームを食す。

食事がうまいと有名な店を知ればツーリング計画をたて、キャンプ道具まで買いだした。

そして、それらの思い出を記すべくInstagramまで始めた。

元々のマメな性格が功を奏し、フォロワーも順調に増え、当時高校生だったわたしよりネットもリアルも充実した生活を送っていた。

パチンコに勝った日は、帰ってくるなり「みんな〜並んで〜」と母、わたし、妹にお小遣いをくれる父も好きだったが、ギャンブルとタバコを辞めて健康そうな休日を送るようになった父のことも変わらず好きだった。

それでも当時はまだ、父にいい趣味が出来てよかったな、くらいにしか思っていなかった。

 

しばらくして、友達と学校帰りに駅に向かっている道中。

いつも通りお喋りしながら歩いていると、横を緑のバイクがビューンと通っていった。

無意識に視線がバイクを追い、去っていく後ろ姿を見送った。

スポーツタイプのかっこいいバイクだった。

友達はバイクなんて無縁な子だったので、ひっそりと心の中で「かっこいい…」と呟いた。

10年くらい経った今でも、なぜかその場面ははっきりと覚えている。

これが、わたしが人生で初めてバイクを意識した日。

数年後、わたしはYAMAHAのバイクを買ったことを事後報告するのだが、それを聞いた父のセリフ。

 

「…どっからYAMAHAなんか出てきたんよ……」

 

昔も当時も漢カワサキ一択の父。

この発言は覚えていないらしいが、旦那とわたしの間では今でも笑い話の1つとなっている。

 

 

とりあえずこんな感じだろうか。

次は教習所に通う段階まで飛ぶような気がする。